
REALFORCE R3を購入した理由
ずいぶん前からREALFORCEを愛用してきました。かなり耐久性が高いことが知られているREALFORCEですが、完全ではないので壊れる可能性もゼロではない。W&Wの時期に壊れたりなんかしたらバックアップのキーボードも無いのでお手上げになります。
それに、私が使用してきた個体は静音モデルではないので、基本は静かなREALFORCEですが「パタパタ」と音がそれなりに出ていました。
というわけで、新型を購入して置き換えて、今まで使用してきた物はバックアップに回すことにしました。(ノートPCで作業をしたい際に旧型を使うこともできますし)
REALFORCE R3について
REALFORCE R3は、シリーズの中でも安価なシリーズの有線モデルです。さらに安価なR3Sというモデルも存在します。
特別な機能があるわけでも、超ハイレスポンスが必要なゲームに使うわけでもないので、何か特別に変わった感じもありません。

全般的に各ボタンの角が丸くなり、触り心地が柔らかい感触。新品だからかモデルチェンジしたからなのか、さらさらとしたマットな触り心地です。(古い方の個体はつるつるしています)
静音モデルですので押し込んだ最後がすこし柔らかく「ボボボボ」というような音です。非静音モデルでは「コココココ」という感触。非静音モデルでは押し込んだ先が唐突でカチッとした印象です。
REALFORCEの何が良いのか
2001年にREALFORCEが登場した頃は、マイクロソフトやIBMがリリースしていた往年の名作が現存しており、そういった名作に加えて、メカニカルスイッチを採用した高級キーボードが人気を集めていたと記憶しています。また、高品質で安価なメンブレンタイプキーボード(ミネベア製)も入手可能でした。
REALFORCEは反力はメンブレンタイプと同様の構造であり、実際にむにゅっとした感触がメンブレンに近いということで、スムースなタッチと剛性感を絶賛するレビューと、REALFORCE買うならミネベアのメンブレンタイプを買った方が良いというレビューがありました。
そんな昔話から20年以上経ち、高級キーボードの代名詞のようになっているREALFORCE。お金かけたPC付属のキーボードなどというものは絶滅し、スマホとタブレットが主流となってPCを所有しない人も増えてきました。そうなるとタッチパネル操作が一般的になってキーボードも不要になってきました。そういった環境の中で、高級なキーボードを買うということは必要になった人や、タッチに一家言ある人でしょう。
では何が優れているのか。最も重要なポイントは剛性感とスムースさだと考えています。剛性感はシャーシの剛性です。曲げようとしても「ミシッ」という音がするだけで撓りません。これがキーを押し込んだ時の剛性感に繋がっています。
そして、摩擦感が均一で、ひっかかりが無くてスムーズです。摩擦も小さいのが特徴で、どこを押しても均一です。また、タッチが軽いです。これらによって長時間のタッチタイピングでも疲れづらいのです。