「ねじ込み式リュウズ」に再注目する記事のこぼれ話

04_こぼれ話

 筆者佐藤しんいちがwebChronosで担当したインプレッション記事のこぼれ話をするコーナーです。「webChronos用に」とお貸しいただいている時計ですので、こちらでは元記事を超えるような情報や、元記事を覆したりすることはございません。あくまで補完する内容、思い出などを残しておく程度となります。

元記事

防水性能を高めるためのキーアイテム「ねじ込み式リュウズ」に再注目する | 高級腕時計専門誌クロノス日本版[webChronos]
ほとんどのダイバーズウォッチや、タフなフィールドウォッチにねじ込み式リュウズが採用されている点から、この機構が防水性や堅牢性を高める工夫であることは容易に想像が付く。では実際、ねじ込み式リュウズにはどのような効果があるのか? 今回はねじ込み式リュウズのメリットを再考し、適切な運用方法を紹介しよう。
筆者:佐藤しんいち Twitter:@SugarHeartOne
webChronosを中心に、時計ライターとして活動中。
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ねじ込み式リュウズって何故必要なの?を考える

 自分はねじ込み式リュウズ信奉者で、セイコーダイバーズのボーイシリーズがセイコー5スポーツとなってねじ込み式を辞めたことを未だに根に持っています()

 でも落ち着いて考えてみると「なぜねじ込み式リュウズが必要となったの?」ということに正確に答えられる人は少ないのではないか?と考えました。(正確に言うと、自分が勉強しようと思った)

 そこで、ねじ込み式リュウズの構造や原理を解説し、身近な物との比較をしながら理解しようというのが今回の趣旨です。

要約すると「パッキンって人類の叡智」

 ねじ込み式リュウズって何なのか?への回答は、パッキンが有効に効くような構造である、ということです。パッキンとは、弾性のある素材を押し潰すことによって気密性を実現するものです。なんでも潰せばよいのか?というとそうではなく、産業用のパッキンでは「どれぐらい潰すのが適切か?」という数値が指定されており、これは結構なノウハウです。潰し過ぎも良くないんですよね。

 パッキンの素材や、パッキンを収めるスペース、潰し方など、これは時計に限らず、世の中の機械全般で欠かせないもの(水道もそうですよね)であり、これって人類の叡智だなと考えます。(この記事を書いた後の、後付けですが…)

 ねじ込み式リュウズに注目することは、パッキンに注目することでもあり、今回はそのあたりを中心に、実際に使用する時の注意点などを添えて紹介しています。

防水性能を高めるためのキーアイテム「ねじ込み式リュウズ」に再注目する | 高級腕時計専門誌クロノス日本版[webChronos]
ほとんどのダイバーズウォッチや、タフなフィールドウォッチにねじ込み式リュウズが採用されている点から、この機構が防水性や堅牢性を高める工夫であることは容易に想像が付く。では実際、ねじ込み式リュウズにはどのような効果があるのか? 今回はねじ込み式リュウズのメリットを再考し、適切な運用方法を紹介しよう。
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